サイトアイコン たくましゅくじょ

7つの習慣 導入部解説

世の中には様々な自己啓発のための本があります。
それらの本の中で、発刊以来圧倒的支持を得ていて、ロングセラーの本と言えば「7つの習慣」でしょう。

今も毎年数多くの自己啓発本が出版されています。
それらのどれもが、この7つの習慣の焼き直しと言っても過言ではないという声すらある、影響力の強い本です。

なぜこの本がそれだけの支持を得ているのでしょうか。
それは、人間にとって普遍的な価値を持つ「原則」というものを扱っているからだと私は考えます。
この原則が、様々な意味での成功につながっているのです。

『7つの習慣』(ななつのしゅうかん、The 7 Habits of Highly Effective People)は、スティーブン・R・コヴィーによって書かれ1996年に出版された書籍。原著の初版は1989年。
Wikipediaより

これは、成功のための自己啓発本です。
成功とは何か、を含めてこの記事で簡単に紹介していきたいと思います。
7つの習慣はとてもボリューミーな本のため、今回導入部分ついてご紹介したいと思います。

目次

成功の土台は、私的成功

成功とは一体何か

達成したい成功、手にしたい成功。
それは人によって大きく異なると思います。
人間関係を良くしたい、仕事で大きな成果を出したい、趣味を極め認められたい等…。
これらに共通することは、公的な成功ということです。
多くの人が公的な成功を収めたいと願います。
しかし現実は甘くありません。
大部分はそんな都合よく行かず、諦めたり、くすぶったり、怒ったりしてしまうと思います。
上手く行かないことに対して、私たちはどんな対応をすることができるのでしょうか。
あるいはどんな対応をとることができないのでしょうか。

成功への第一歩

成功する為には、人々の模範となり、人々に尊敬されるようになることが最も大切です。
そしてそれは、上辺だけ繕ってどうにかなるものではありません。
真に人々の模範とならなければ、それはいつか必ず破綻してしまいます。

人々の模範となるにはまず、自分自身を模範的な人物にする必要があります。
自分自身が模範的な人物になることを、私的成功と呼びます。
私的成功を収めることで、公的成功への道が開かれるようになります。
それがわかれば、私的成功を収めることにエネルギーをちょっとでも向ければ、その後の公的成功に上手くシフトすることが出来ます。
公的成功の前には、私的成功があるのです。
本の前半では、私的成功を収めるための考え方、行動の仕方について書かれています。

原則

真の成功とは、コミュニケーションのスキルの高さや、問題解決のテクニックに依存するものではありません。
それらはもちろん、上手く物事を運ぶために役立つものではありますが、もっと内面的なもの、すなわち「原則」があってこそ真の価値を発揮するものです。
原則は、自然の法則です。
誠実、正直、愛、奉仕、貢献、良心、公平、公正
これらの言葉は、原則の範囲内にあるものです。
簡単に言ってしまえば、「正しい行いをしなさい」、ということです。

パラダイムを知り、正しく物事を見る

人間は皆、物事をありのままに見ているつもりで、実は度の合わないメガネを通して見ています。
このメガネのことを、パラダイムと言います。
正しいメガネをかければ物事は真にはっきりとします。
しかし、大抵の人がかけているメガネは今まで培ってきた価値観というレンズが付いています。
そのレンズは度があっていなかったり、歪んでいたり、色眼鏡だったり、とてもではありませんが正しく物事を見通せるとはいえない代物です。
生まれてから死ぬまでずっと正しいメガネをかけ続けるという人はいないでしょう。
大事なのは、定期的にメガネをチューニングして、正しくものを見る力をつけることです。

「自分には出来ない」「あの人はいつも意地悪だ」これらは何を根拠にそういう意見を持つに至ったのでしょうか。
原則という正しいメガネをかけて見れば、また違った見方ができるかもしれません。
「このままじゃ自分には出来ないけど、出来るようになる方法は必ずある」
「あの人は意地悪だけれど、きっと何かを誤解しているのかもしれない。なんなら非はこちらにあるのかも」
メガネをかけ変える、すなわちパラダイムを変えることをパラダイムシフトと言います。

鍵は自分を変えること -インサイド・アウト-

成功するための私的成功に必要なことは、自分を変えることです。
周りは容易には変えることができません。
自分が変わることが、周りへの影響力を強める源となるのです。
これを、インサイド・アウトと言います。
自分を変えるということは、パラダイムを変えることです。
物事の見え方が、物事への対応にダイレクトに作用します。
根拠の曖昧な「自分には出来ない」ではなく、原則という揺るぎない根拠のある自信を身につけ、成功に繋げましょう。

7つの習慣 導入部のまとめ

いかがでしたでしょうか。
月並みな言葉ですが、考え方を変えることが、求める成功へ続く道へ踏み出す第一歩目となります。
出来ないと考えていたら出来ない、というのはあながち間違いではないのです。
自分では出来ないというパラダイムが生じてしまう原因や、それに対して取れる反応については、第一の習慣の記事で解説していますので、ぜひお読みください。

モバイルバージョンを終了