東日本大震災から昨日で5年が経ちました。
あの日、私はまだ大学入学前で実家にいました。
震源地から割かし近い地方のため、揺れもそこそこ大きく、夜勤前にシャワーを浴びていた普段地震くらいでは動じない母が、裸で飛び出してくるほどでした。
幸い、電気もガスも水道も復旧が早く、普段通りの生活に戻るまでに時間を要しませんでしたが、その分テレビで流れてくる被災地の状況に驚いたり胸を痛めたり…。
阪神大震災の頃はまだ小さかったこともあり、記憶していることはほとんどありません。
人生で経験する、初の日本の危機と言えます。
震災から数日は深い悲しみと無力感に囚われ、ただただ家族と一つの部屋にあつまりテレビから流れてくる惨状を目の当たりにしていました。
しかしその頃、世界中から暖かなメッセージが続々と集まっていたのです。
それらをまとめたサイトが、prayforjapan。
現在は簡単な挨拶のみのサイトとなっていますが、当時は本当に多くの国から届いたたくさんのメッセージが掲載されていました。
TwitterやFacebook、insagramに#prayforjapanのタグつきで日本中から、世界中から投稿された画像やメッセージ、国連からのメッセージ、米軍のトモダチ作戦(被災地支援の作戦名)などの紹介をしていました。
このサイトによって勇気付けられた人は多かったです。
被災した人は、ネットが見れる人の下に集まりこのサイトを読んで涙し、また被災地から遠くで惨状をテレビで見守っていた人も、世界中の人たちが日本を気にしている様子に大変感動しました。
そして皆が被災地のために何が出来るか考えたのです。
現在サイトは事実上の閉鎖状態になっていますが、prayforjapanの内容は書籍及びiOSアプリとなっていてそちらから見ることが出来ます。
書籍は有料ですがアプリは無料で、スキマスイッチの常田真太郎氏のピアノ演奏がBGMとして流れます。
良かったらこの機会にチェックしてみてください。