フランスのマダムに学ぶ、歳をとることを恐れない心


「この前、久しぶりに年齢確認されちゃった!」
20歳を超えた女子たちの間で度々話題に上がる、お酒やタバコ購入時の年齢確認ネタ。
成人してからしばらく経ってからの年齢確認は、未成年に見えるかもしれないというほのかな期待を持たせてくれる、ちょっと胸躍る出来事です。

一般的に、女性にとって若さはステータス。
いつまでも若く美しくありたい、フレッシュに見られたいと思うと同時に、年齢を重ね若さを失うことを恐れる女性もたくさんいます。

しかし、誰しも歳はとるもの。
年齢を重ねることに恐怖せず、前向きに生きる素敵な女性になりたいですね。
フランスは、女性が歳をとることに肯定的な文化を持っています。
ここは日本ですが、上手く歳をとることをフランスから学ぶことができます。

「マダム」と「マドモアゼル」

美しいフランスの女性

美しいフランスの女性

フランス語には、女性を表す単語が2つあります。
「マダム」と「マドモアゼル」です。

厳密な意味では、マダムは既婚女性を、マドモアゼルは未婚女性を表す単語。
しかし見た目で既婚や未婚を判断することは困難なため、一般的に大人の女性をマダムと呼び、若い女性をマドモアゼルと呼ぶようです。

フランスの女性にとってマダムと呼ばれることは、大人の女性として認められた証。
成熟した大人の女性に対してマドモアゼルと呼ぶことは、「お嬢ちゃん」と馬鹿にしたニュアンスを含んでしまうため大変失礼にあたります。
そのため小さな子供か、見るからに学生さんのような、本物の「お嬢ちゃん」にしかマドモアゼルという言葉は使いません。

フランスの若い女の子達にとって、マドモアゼルと呼ばれることよりも、早くマダムとして、成熟した女性として周りに認められることが望みだそうです。
これはとてもポジティブな年齢の重ね方ですね。

自信を持って歳を重ねていくために

若く未熟な女性よりも、様々なことを積み重ね成熟した女性が評価されるフランス。
幼さや未熟さが「かわいい」と評価される日本。
フランスと日本は全く異なる文化を持つため、日本にいる私達が周りの人からどう思うかは異なりますが、大切なのは周りではなく自分の気の持ち様。
わかりやすい「若さ」を失っても、積み重ねてきたものに対して誇りを持ち続けることが、年齢を超えて魅力的な女性になる秘訣ではないでしょうか。

老けることを恐れるのではなく、マドモアゼルからマダムになることを楽しむ。
そうポジティブに考えて、大切に年齢を重ねていきましょう。


スポンサーリンク
スポンサーリンク
[ フランスのマダムに学ぶ、歳をとることを恐れない心 ]生活2016/04/15 19:33