就活で職種に迷ってる女子大学生は、SEを目指そう。


先日、大学時代のサークルの後輩と食事に行く機会がありました。
その子はこれから就活の代。
とある私からのお願いを聞いてもらったお礼に、ご飯をおごりながら進路の相談を受けていました。

私が元いた音楽サークルは、なぜかSEになる人が多いです。
私のように情報系の学科を出ていない人が、毎年未経験でIT業界に飛び込んでいきます。
食事を共にした後輩も、まだ迷ってはいるものの、他になりたいものもないためSEを目指そうかと考えているようでした。

私は、女子こそSEを目指すべきだと考えています。
女子が望む仕事の形を、実現してくれる可能性が一番高い仕事が在宅プログラマー。
在宅プログラマーになる上で必要なIT技術や業界のアレコレを学ぶ為に、ソフト会社に入ってSEとして経験を積むのがおすすめ。

なりたい職業や、起業なり何なり自分で決めた生き方があって、その道を進むというのは大変素晴らしいことです。
しかし、自分がどんな仕事がしたいのか見当もつかないという女子は、SEをという選択肢も視野に入れてみてください。

目次

専業主婦で幸せなれる時代は終わっている

自立したい、ではなく自立しなければいけない

昔の日本は、男が外で働きお金を稼ぎ、女は家を守り子供を育てるのが一般的でした。
私の家もそうでした。
子供達が大きくなってからは母も仕事に出るようになりましたが、小さな頃はずっと家にいました。
これが日本でごく普通に受け入れられていた家族の形であり、幸せの形でした。

しかし、時代はどんどん暗い方へ進んでいきました。
私の母はそれを敏感に感じ取っていました。
私が中学生になり、将来のことを本格的に考えなければならない時期に入ると、将来についての教育が始まりました。

女である私が進むべき道は、王子様のような素敵な人に養ってもらうことではなく、自分の面倒は自分で見れるようになること、子供や旦那を養える力を持つことだと教えられました。
これは「私が家の全部面倒を見るから、ヒモ旦那でいい」というわけではなく、旦那に何があっても家族を守れるようにということです。
お金を得る人間が家族に二人いれば、その分安定した暮らしと、どちらかに何かがあっても最低限生きていける保障が手に入ります。

そのため母は、育休・産休の取れる大企業や公務員への就職を勧めてきました。
育休・産休を取ることで仕事をを辞めずに済むからです。
私もその考えに納得し、最初はその道を目指そうとなんとなく考えていました。

なんとなくのまま時は過ぎ、いつしか大学に入り、いよいよ就活という段階に入りました。
三年の夏、インターンを申し込む段階ではまだ、食品や化粧品の大手メーカーばかりを探しており、SEになる選択肢は1ミリもありませんでした。

今思えば、大企業は「安定したいから行きたい」というだけで、仕事の内容や大企業の社員という生き方自体を想像して、どうしてもその道が私の望む道だとは思っていませんでした。
しかしその時の私にとって、大企業の社員になることが、家族を守る力を付けるのに一番よいことだと考えていたのです。

SEという仕事に出会ってしまった

私がSEになると決めたのは、合同説明会に参加してからです。
よく「合説は行ったところで意味ない」という意見もありますが、私のような”なんとなくな学生”が上手く使えば、得られるものはたくさんあります。
実際今働いている会社は、何回目かの合説で出会った会社です。

ろくに何も調べずに参加した初めての合説で、ただぶらぶらと会場を歩いていた私に、ある会社の社員が声をかけてきました。
「システムエンジニアやりませんか?」
システムエンジニアが何かも分からない私でしたが、行く場所もなかったのでとりあえず話を聞いてみることにしました。
その時から、大手企業を目指す気持ちはすっかり消え、私の生きる道は決まりました。
(余談ですが、残念ながら、私の視界を大きく広げてくれたその会社に就職することは叶いませんでした。
なにしろ面接で超ちんぷんかんぷんなことを言ってしまったものですから。)

SEこそ女子の理想の働き方を実現してくれる

なぜSEなのか

在宅ワーカーは沢山います。
いわゆる内職もそうですし、Webデザイナー、イラストレーター、投資家…その他様々な方法で家でお仕事をされている方がいます。
デザイナーやイラストレーターはある程度のセンスが必要ですし、投資家もある種のセンスと知識が必要です。

しかしSEは、決められたことを決められた通りに実現するだけで良いのです。
お客さんの要望を聞き、持っている技術でそれを実現する。
要は、勉強すれば誰でも稼ぐ力を持つことが出来るのです。
これがいわゆる手に職を持つ、という状態です。

そこにセンスと知識も加われば、自分でWebサービスを生み出すことすら出来ます。
在宅でIT会社を起業するなんてことも、あり得ることです。

実をいうと、投資などで資産運用をするほうが在宅SE、在宅PGよりも大きなお金を生み出す可能性は高いといわれています。


最終的にそこを目指すのも良いでしょう。
しかしそのようなことは、取っ掛かりがもっと確実で簡単なSEやPGになり、在宅ワーカーとして毎月まとまった収入を得られるようになってからでも遅くはないでしょう。
今はクラウドソーシングがありますし、女性も家でITの仕事がしやすい時代です。
結婚しても子供が出来ても仕事が続けられる、その状態をすぐに作り出せるSEになることが、その後の資産形成の取っ掛かりにもなります。

システムエンジニアの仕事

SEの定義は、会社によって微妙に異なります。
私の会社の場合、お客さんと打ち合わせをして作るシステムの要件定義をしたり、実際にプログラミングしてシステムを作ったり、作ったシステムを正しく動くかテストしたり、保守運用したり…
つまりシステムに関わること全てがSEの仕事です。

扱うシステムはWebサイトだったり、iPadアプリだったり、POSレジの中で動くシステムだったりと、お客さんが求めるものによって様々です。
私はWebサイトのとある機能を作るプロジェクト、サーバーで情報をやり取りするソフトのプログラミングをするプロジェクト、そして出来たプログラムが正確に動くかどうかの試験という3つのプロジェクトを経験しました。

どれも全く異なった側面を持ったプロジェクトです。
私はまだ会社のすべてのプロジェクトを回っていませんが、もっといろんな仕事が社内にはあります。

ITスキルを身につける

1つの会社でこれだけたくさんの種類の仕事を、SEの仕事として扱っています(先ほど書きましたが、SEの定義は会社によって微妙に異なります)。
その全てを身につければかなり強いSEになれますが、何か一つのプログラミング言語について身に着けるだけでも、在宅PGへの道は開かれます。

私のお勧めの言語はJavaです。
デバイスを選ばず動く言語ということ、多くの本が出版されており勉強がしやすいこと、Web系のシステムを作る際もサーバーサイドで動くソフトウェアを作る際に重宝することなどがその理由です。

ちなみに、JavaとJavaScriptは名前は似ていますが全く別の言語ですので、お間違えの無いように。

在宅Javaプログラマーは、Javaアプリケーションを作ったり、サーバーに載せるソフトを作ったりします。
一緒にHTMLをはじめとしたWeb系言語も覚えれば、一人で一からホームページ作成が出来ますので、サイト作成の案件をこなすことが出来ます。

例えば個人商店の古いホームページを一新する仕事や、駆け出しのインディーズミュージシャン、大学のサークル等のホームページ作成を、家にいながらできるようになります。

Androidアプリの作成もJavaでできます。
パソコンのデスクトップで動くソフトもJavaで作れます。
Javaをとりあえず覚えておけば、家で様々な案件を受注して仕事をすることが出来るのです。

女子がSEをすべき理由のまとめ

いかがでしたでしょうか。
SEは今、男性のほうが圧倒的に多い世界ですが、女性の理想生き方を一番実現してくれる可能性が高い職業です。

子供が出来て育児が忙しくなったら、受注する案件を減らしてその時期だけ旦那さんのお給料に頼る。
時間に余裕のある時期はバンバン案件を増やして稼ぐ。
そんな仕事の仕方が出来るのは在宅ならではでしょう。

実際に私は今、少しずつITスキルを身につけ、フリーランスの在宅SEになる準備を進めています。
ブロガーという在宅ワークの準備もしていますが、当面はSEとしての技術が私の稼ぎ頭になるでしょう。

就活で業界に迷っている女子は、お金も時間も自分のさじ加減な在宅ワーカーになるために、まずはIT企業に就職して技術を身につけるという道を選んでみてはいかがでしょうか。


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[ 就活で職種に迷ってる女子大学生は、SEを目指そう。 ]在宅ワーク,IT,自己啓発,ビジネス2016/02/28 23:03